日蓮聖人(波木井の御影)漆絵


身延山久遠寺が寺宝として、また聖画として、大切にお守りしている日蓮聖人晩年の身延山にお棲まいの頃のお姿です。 波木井御影は弘安五年(1282年)に波木井実長が、その邸に滞在していた京都の絵師従五位下の藤原親安に描かせたものと伝えられています。端正にして威徳備わるお姿の中にも、限りなくお優しい柔和な表情を拝し、私たちは親しくお祖師様にお近づきになれます。

 

日蓮聖人 漆絵